歴代最多登板、岩瀬の想像絶する重圧

 中日の岩瀬仁紀投手(42)が6日の巨人戦(東京ドーム)で通算登板試合を950とし、阪急(現オリックス)などで通算350勝を挙げた米田哲也氏のプロ野球記録949を上回り歴代単独最多となった。この試合で今季2セーブ目を挙げ、自身が持つ通算セーブの最多記録も404に伸ばした。

通算登板歴代単独最多の中日・岩瀬、金田、米田氏と違う負担 小田幸平氏「重圧たるや想像を絶している」: 通算登板数で歴代単独トップに立った岩瀬は思わず感極まった © zakzak 提供 通算登板数で歴代単独トップに立った岩瀬は思わず感極まった

 コーチ時代から岩瀬を起用してきた森繁和監督は「こき使ってしまったかなというところはありますけれども、とんでもない記録だね。米田さんとか金田さんとはちょっと違うものですけれども、これはもう強い体と心がないと、ちょっとなかなかできないと思いますし、みんな喜んでいます」とたたえた。

 2006年から14年まで中日に捕手として在籍し、岩瀬の希望でバッテリーを組んだこともあった評論家の小田幸平氏(40)は、「大記録だと思いますし、950試合のうち何試合かに携われたことは僕にとって誇りです」と感慨深げ。

 「マスクをかぶっている僕の胃に穴があくような場面が何度もありましたが、岩瀬さんはプロ入りから19年間ずっとそれを続けている。新人の頃からセットアッパーを務め、途中から抑えに転向。敗戦処理とか楽な場面での登板はほとんどなかったはずです。その重圧たるや想像を絶しています」と指摘する。

 950試合中、先発はわずか1試合でほとんどがリリーフの岩瀬は、投球イニングは948回。2位の米田は949試合で5130回、3位の金田正一は944試合で5526回2/3に上り、先発・リリーフ掛け持ちも当たり前だった昭和の時代とは肉体的負担が違う。しかし岩瀬が負ってきた精神的負担もまたかつての名投手が味わったことのないもので、偉大さは遜色ないといえそうだ。

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