日ハムと西武、カナダまで清宮密着
© サンケイスポーツ 提供 日本で行われた2015年のU-18ワールドカップに出場した際の清宮。今年はスカウト陣が見守るカナダで旋風を巻き起こす
史上最多タイの高校通算107本塁打を誇る早実高・清宮幸太郎内野手(3年)の日本代表入りが有力で、9月1日にカナダ・サンダーベイで開幕するU-18(18歳以下)ワールドカップに、日本ハム、西武がスカウトを派遣することが14日、分かった。ほかにもソフトバンク、巨人が派遣を検討しており、10月26日のドラフト会議を控えて、清宮フィーバーはついに海を渡る。
人口11万人の街、カナダ・サンダーベイがフィーバーに沸く。9月1日に開幕するU-18ワールドカップ。清宮ら今秋のドラフト候補を視察するため、複数球団のスカウトがカナダを訪れることが明らかになった。
「カナダへのスカウトの派遣が決まりました」
日本ハム球団幹部が明言した。大渕隆スカウト部長を筆頭に、清宮担当の岩舘学スカウト、遠藤良平GM補佐、さらに駐米スカウトを務めるマット・ウインタース氏の総勢4人を派遣する予定。昨秋の早実-日大三の東京大会決勝を栗山英樹監督が視察するなど、かねて徹底マークしている。
他球団も黙ってはいない。西武もスカウト2人の同行が決定。ソフトバンクも視察に訪れる予定で、20日に発表予定の高校日本代表のメンバー次第では、巨人も派遣を検討している。
第1次候補には、代表選出が濃厚な清宮だけではなく、今夏の甲子園で1試合2本塁打を放ち、ドラフト1位候補に浮上した広陵(広島)の中村奨成(しょうせい)捕手や、今夏、神奈川大会新記録となる4試合連続本塁打をマークした横浜の増田珠(しゅう)外野手ら有力選手がそろう。
同大会では木製バットを使用する。各球団のスカウト陣は10月26日のドラフト会議をにらみ、清宮らに誠意を示すのはもちろん、世界の好投手を相手に、どれだけ木製バットに適性があるのかをはかる狙いもある。
清宮はプロ野球志望届を提出する可能性が高く、プロに進んだ上で早大に進学するプランも検討しているとみられる。9日には早実高OBでソフトバンク球団会長の王貞治氏(77)が「プロでやる力はあると思う」と断言したが、清宮は進路を表明していない。最終決断は同大会終了後に下す見込みだ。
日本から飛行機でトロントを経由して、約17時間をかけて移動しても見たい逸材。史上最多タイの高校通算107本塁打を誇る怪物スラッガーをカナダまで追いかけて、密着する。
★清宮の前回U-18W杯VTR
日本で開催された2015年大会に1年生ながら早実高からただ一人、日本代表に選出された。全9試合中、出場8試合すべて4番を務めた。初戦の1次リーグ・ブラジル戦では“代表初安打”となる適時打。2次リーグ・韓国戦では2安打をマークした。決勝の米国戦は4打数1安打、2三振でチームは1-2で敗れ「絶対に戻ってリベンジしたい。世界一しかないです」と17年大会出場へ意欲を示した。大会通算成績は打率.222(27打数6安打)、0本塁打、2打点だった。
U-18W杯・大会概要
世界野球ソフトボール連盟(WBSC)主催の18歳以下による世界大会。今回が28度目で12の国と地域が参加。日本時間9月1-11日にカナダ・サンダーベイで開催。1次リーグは2組各6チームに分かれ、総当たり戦を行い各組上位3チームが進出。2次リーグは進出した同組チームとの対戦成績を持ち越した上で別組3チームと対戦。上位2チームが決勝に進む。
