遅咲きブレーク、頑固な「仙人」杉田
■テニス「ウィンブルドン選手権」第2日(4日、英ロンドン・オールイングランド・クラブ)
日本男子の2番手に成長したのが世界ランク44位の杉田祐一(28)。1回戦で同232位のブライダン・クライン(英国)にストレート勝ちし、四大大会初勝利をあげた。
持ち味はフットワークと切れのいいストローク。第1セットは、サービスゲームでピンチがあったが、タイブレークで奪った。相手が転倒で右膝を痛めたこともあり、第3セットは一方的な展開となった。
芝のコートが得意。先週ツアー初勝利を挙げたアンタルヤ・オープン(トルコ)でも芝の上で機敏な動きをみせた。
「先週からなので(体力的には)本当にいっぱい、いっぱい。ただ、第1セットを取れて、気持ち的には余裕があった。(四大大会初勝利は)うれしいことはうれしいが、もっと自分自身はいける。今はすごく自信がある。過度な期待はいけないが、自分のテニスができれば」と杉田。
28歳でのブレークは早い方ではないが、「このレベルを維持しているのなら、もう少し長いことできると思う。一度落ちるとカムバックは難しい。いけるときにどこまで自分のレベルを安定させられるかが勝負」。
頑固できまじめというのが周囲の杉田評。1歳後輩でデ杯の入れ替え戦でダブルスを組んだこともある錦織圭(27)からは「独特の世界を持っている。ストイックで仙人みたい」と言われる。日本テニス協会の土橋登志久強化副本部長は「頑固。自分がいいと思うことは曲げないし、良くないと思えばコーチのいうことも聞かない」という。
2回戦は、アンタルヤ・オープン決勝と同カードで、アドリアン・マナリノ(29)=フランス=が相手。サーブを最大の武器とするレフティ。ストローク戦に持ち込めば勝機が出てくる。
