ヒアリ、発見地の周辺4km見つからず
© 神戸新聞NEXT/神戸新聞社 国内で初めて侵入が確認されたヒアリ(環境省提供)
神戸市は28日、強毒性の特定外来生物「ヒアリ」などが見つかった同市中央区のポートアイランドのコンテヤード「PC18」周辺で行った捕獲調査の結果、新たに強毒性の虫は確認されなかった、と発表した。今後、同様の捕獲調査を続け、ポートアイランドの住宅や学校がある区域にも捕獲の範囲を広げる。
調査はPC18周辺の道路計約4キロなどが対象。同市は、ヒアリが特定された翌日の19日、専門機関を通じて粘着性のわな約280個を10メートル間隔で設置した。23日に回収し、捕まえた虫の鑑定を行った結果、アルゼンチンアリやシロアリなど既に生息が確認されている虫だった。(若林幹夫)