「地磁気逆転」つながりで玄武岩寄贈

千葉県の博物館に寄贈される玄武岩=豊岡市幸町、豊岡総合庁舎 © 神戸新聞NEXT/神戸新聞社 千葉県の博物館に寄贈される玄武岩=豊岡市幸町、豊岡総合庁舎

 地球の歴史「地質年代」に、新たに「チバニアン(千葉時代)」の名称が加わると内定したことを受け、山陰海岸ジオパーク推進協議会(事務局・但馬県民局内)は28日、千葉県立中央博物館に、兵庫県豊岡市赤石産の玄武岩を寄贈すると発表した。どちらも地球のN極とS極が入れ替わる「地磁気逆転」に関わる地層や岩があるという縁があり、同博物館から依頼された。玄武岩は、逆転を説明する展示に活用される。

 地球のN極とS極は、46億年の歴史の中で何度か入れ替わっている。豊岡市の玄武洞は、世界で初めて逆転現象が確認された場所。一方千葉県には、最後に地磁気が入れ替わった中期更新世(77万年前~12万6千年前)の地層があり、同期間がチバニアンと名付けられることが内定している。

 内定に沸く千葉県で、同博物館も「地磁気の逆転と千葉の地層」の解説を展示に加えるため、同推進協に玄武岩の提供を依頼したという。玄武洞は国の天然記念物などに指定され、岩石の採集はできないことから、指定前に切り出され、玄武洞のそばで展示されていた石を贈ることになった。

 寄贈するのは、重さ約4キロの石1個。玄武洞を形成する溶岩ができた160万年前のもので、柱状節理の形がよく分かる六角形の板状。3月初旬に発送する予定で、同推進協の松浦幸浩事務局長は「チバニアンで有名になった場所で展示してもらうことで、最初に地磁気逆転が発見された玄武洞のPRにもつながれば」と期待する。(阿部江利)

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