三菱電機、障害者向けスイッチを試作
© 時事通信社 三菱電機が視覚障害者用に試作したエアコンのスイッチ。右からタイマー、風向、風量、温度などを操作できるつまみが並ぶ=2月14日、東京都千代田区
三菱電機は、自社のデザイナーらが盲学校と共同で試作した視覚障害者にも使いやすいエアコン用のスイッチを公開した。温度や風量など設定項目ごとに、それぞれ形状を工夫した別々の操作部を設け、触るだけでエアコンの設定状態が分かるようにした。
例えば、温度はジグザグの溝の中でつまみを上下させ、一度刻みで変える仕組み。液晶表示のリモコンと違い、外側のぎざぎざの部分を指で触れば何度に設定したかが分かる。
この試作スイッチは壁掛け型で、横長の板の上に機能別の操作部を並べた。電源、運転モード、温度、風量、風向、タイマーの6種類のスイッチがある。風量は金属製のレールに取り付けられた四つのボールを動かして調節、風向はスイッチ部分の板状のつまみの角度を操作すると、連動して変わるようになっている。
同社によると、試作スイッチを製品化する具体的な計画はないが「家電などの開発に生かしていく」(広報部)考え。生徒らが試作品づくりに協力した横浜訓盲学院(横浜市)の古田伸哉教頭は「視覚障害者に限らず、お年寄りにも使いやすい人に優しい製品が増えてほしい」と話している。
