盗品売りに店へ 店員が被害者で御用

盗んだレコード60枚、売却しようと店に持ち込むと…店員が被害男性だった フィリピン人男2人、逮捕される: 復権の兆しがあるレコード=大阪市中央区の中古レコード・CD店「キングコング」(本文と関係ありません) © 産経新聞 提供 復権の兆しがあるレコード=大阪市中央区の中古レコード・CD店「キングコング」(本文と関係ありません)

 マンションの一室からレコードやアンプを盗んだとして、大阪府警捜査3課と曽根崎署は29日、住居侵入と窃盗容疑で、いずれもフィリピン籍の無職、オワノ・アルビン・カバフグ(34)=大阪市西淀川区御幣島=とアルバイト、リラ・シェルウィン・フィリップ・レチャドレス(36)=住所不定=の両容疑者を逮捕した。2人が盗品を売ろうとしたレコード店で被害者がアルバイトをしており、事件が発覚したという。

 逮捕容疑は5月初旬、大阪市東淀川区西淡路のマンションの一室で、この部屋に住む男子大学生(21)が所有するレコード約60枚やアンプなど67点(計約60万円相当)を盗んだとしている。府警は2人の認否を明らかにしていない。

 2人は5月2日夜、知人を介して同市北区内のレコード店で盗品を売却しようとしたが、対応した別の店員が、レコードに挟まっていた注文票に男子大学生の名前が書かれているのを発見。店内で別の作業をしていた男子大学生が自身のレコードだと確認し、110番した。

 2人は店から逃げたが、防犯カメラ映像などから関与が浮上したという。

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