都心で-3.1度、東京湾で「浮島現象」
© 読売新聞 冷え込んだ朝、富士山をバックに東京湾で見られた「浮島現象」(26日午前7時15分、千葉市美浜区で)=伊藤紘二撮影
関東地方は26日も強い寒気が上空に流れ込んだ影響で記録的な寒さが続き、さいたま市で観測史上最低となる氷点下9・8度を記録した。
多くの地点で平年を5度前後下回り、東京都心は同3・1度で、32年ぶりに5日連続で最低気温が0度未満の冬日となった。
千葉市美浜区の稲毛海岸からは、沖合の船などが浮いて見える冬の風物詩「浮島現象」が確認された。気温より海水温が高いときに海面近くに暖かい空気の層ができ、光が屈折して起きる蜃気楼(しんきろう)の一種で、大型船舶や都心のビル群などが浮かび上がった。