14年ぶりスキー場新設 ホテル売上3倍
兵庫県神河町が国内で14年ぶりに新設したスキー場「峰山高原リゾート ホワイトピーク」(同町上小田)が開業から1カ月が過ぎた。国内では久々に新設された話題性に加え、阪神間から車で約1時間半の近さもあり、利用者は予想を約4千人上回り2万人を突破。ただ、週末には駐車場が満車になるなど利便性の面で課題も見えてきた。(三宅晃貴)
同町は総事業費10億8千万円をかけて、家族向けと中・上級者向けの3コースを整備。昨年12月16日のオープン以降、今月15日までにスキー客2万832人が訪れ、当初予想の1・26倍に上った。このペースが続けばシーズン目標の5万人を上回る見通しという。
山下和久・同町観光振興特命参事は「手ぶらで来ても楽しめるコンセプトを前面に出したことが当たった」と分析。レンタルでウエアと板、ブーツがそろう手軽さが受けたとみる。
客層は家族連れのほか、中国、韓国などアジアからの訪日外国人観光客(インバウンド)も訪れる。テレビCMの放映に加え、近畿圏や東京などでPRイベントを重ねたことも認知度の向上に奏功したという。
にぎわいはスキー場に隣接する峰山高原ホテルリラクシア(同町上小田)にも波及。オープンから1カ月の売上高は前年同期比の約3倍となる約2400万円だった。
見えてきた課題もある。混雑する週末の午前中は、780台の駐車場が満車になる日も。同町は早くも来シーズンに向けて、駐車場を拡張する検討を始めたほか、レンタルの板やブーツなどを増やすことで混雑の解消を図るという。
山下参事は「全てが初めてのことばかりだったが、滑り出しは順調。課題を整理、改善しながら今後につなげたい」と話している。
