侍J悩ませる人材不足のポジション
© スポーツ報知/報知新聞社 優勝を決め、胴上げされる稲葉監督
◆ENEOS アジアプロ野球チャンピオンシップ2017 ▽決勝 日本7―0韓国(19日・東京ドーム)
今大会、稲葉監督が1番頭を悩ませたのが、人選だった。オーバーエージ枠3人をのぞくと、この代表で本職が一塁、二塁の選手はいない。「一塁は外国人も来るし、U24の若い世代で一塁を守っている選手がなかなかいない。二塁もそうですね」と偏りがある中でのチーム編成を強いられた。
20年の東京五輪へ向け、年齢的にも今回の代表世代が当然、中核になっていなければいけない。フル代表での一塁は中田(日本ハム)、二塁は山田(ヤクルト)、菊池(広島)らが候補になるが、それらの選手を突き上げる若い芽が不足していることを意味している。
今永、田口はアジアのレベルを超えた投球を見せた。打線でも近藤健は持ち味のバットコントロールを、西川、外崎も勝負強い打撃を発揮。選ばれなかった同世代の選手も「次こそ入る」と切磋琢磨(せっさたくま)してほしい。東京五輪の金メダルは野球界全体での至上命題だ。「候補がたくさんいすぎて、誰を選べばいいのか」と今回と違った意味で、稲葉監督を悩ませてほしい。(代表取材班キャップ・西村 茂展)
