首脳陣絶賛「将来の日本一の捕手」
【プロ野球実況中継】
日本シリーズはソフトバンクが3連勝で王手。10月31日はベテラン高谷裕亮捕手(35)の活躍がキラリ。打っては2点打、守っては盗塁を2つ刺しました。
一方で1、2戦に先発マスクをかぶった育成出身の甲斐拓也捕手(24)も頑張っています。
「あいつはワンバウンドは絶対後ろにそらさんよ」と話すのは達川光男ヘッドコーチ。第1戦の勝利投手の千賀が安心してフォークを投げられるのは、彼のおかげです。
甲斐選手の成長の陰には達川コーチとの二人三脚がありました。「あいつの偉いところは、継続できること。キャンプの間、選手は8時までに来ればいいのに、毎朝6時10分に来よった」。
本人は「自分でそうしようって決めたんです。それに早起きした方が頭がスッキリしますから」と謙遜しますが、並大抵じゃありませんよね。
「ワンバウンドを捕るのは僕の仕事。アザだらけですけどね。一度は、のどに当たったこともありました(笑)」
公称170センチの小柄な身体で捕手の激務は大変だと思いますが、「コリジョンルールの導入で体当たりはない。これからは彼のようにフットワークのいいキャッチャーが求められます」(清水将海バッテリーコーチ)というわけで時代も味方しているのです。
「あいつは近い将来、日本一のキャッチャーになるぞ。大げさに言ってるんじゃない」と達川コーチは真顔。
「達川さんには感謝しています。打たれた試合後に電話をくれるんです。“大丈夫じゃけ。こわがらんでやれ”って」と甲斐選手。
甲斐選手にしろ高谷選手にしろ捕手の活躍で日本一となれば、今季加入した達川コーチの面目躍如でしょう。
■松本秀夫(まつもと・ひでお) 1961年7月22日生まれ、東京都出身。早大卒、85年ニッポン放送入社。スポーツ部アナウンサーとして「ショウアップナイター」の実況などを担当。2005年ロッテ優勝決定の試合での号泣実況のほか、数々の名言がある。17年4月よりフリー。
