サウジ、汚職拘束のムトイブ王子釈放
【カイロ篠田航一】汚職捜査を名目に王族や閣僚経験者ら約200人が拘束されたサウジアラビアで、アブドラ前国王の息子ムトイブ王子が28日、釈放された。ロイター通信などが当局の話として伝えた。ムトイブ王子は国内の治安機関・国家警備隊を統括する国家警備相を務めていた実力者だが、今月初めに解任後、拘束されていた。
ムトイブ王子は10億ドル(約1100億円)の支払いに同意し、釈放されたと報じられている。ムトイブ王子は一時は将来の国王候補に挙げられた人物。現在「次期国王」と目され、汚職捜査を指揮するムハンマド皇太子の独善的手法に批判的とされる。
石油依存からの脱却を図るサウジ当局は現在、経済改革の一環として汚職根絶も進めるが、皇太子の政敵排除に使われているとの指摘もある。
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