風邪のひきはじめに摂るべき栄養素と食事のコツ
© AllAboutMedical 提供 こじらせるとツラい風邪。自分でできる効果的な対策法は「休養」と「栄養」です。上手に食べて風邪に負けない身体を作りましょう!
風邪対策の基本は「休養と栄養」
風邪には、細菌性のものとウィルス性のものがあります(以下、まとめて「原因菌」と記します)。いずれの場合も風邪の予防方法は、風邪の原因菌を体内へ入れないことに尽きます。そして原因菌が体内に侵入してしまい、風邪をひいてしまった場合には、これらの原因菌に対抗するためには免疫力を上げることが大切です。
すなわち、風邪の予防と対策の大原則は「免疫力を上げること」。そして免疫力を上げるのに最も効果的なのは「休養と栄養」をしっかり取ることです。
「ヘンだな」と思ったら、まずはたっぷり休みましょう
「休養」は身体の休養だけでなく心の休養も含みます。多忙で精神的にストレスがたまってしまうと、どうしても身体に影響が出て風邪をひきやすくなってしまいます。心と身体は一緒に活動しているのだから考えてみたら当たり前ですよね。だから、少しでも「ヘンだな?」と感じたら、周りへの影響を最小限にとどめるためにも、早めに身体と心の休憩をとるようにしましょう。「風邪かな?」と思ったら摂りたい栄養素・食べ方のコツ
風邪のときも、栄養の基本は「バランスのよい食事」です。もちろん、ダイエット中であっても、風邪かもしれないと思ったら、ダイエットはいったんお休みです。ダイエットは食事からのエネルギー源を減らして、体脂肪等を燃焼することで体重を下げていきます。摂取エネルギー量が不足すると、相対的に免疫力を強化するための栄養素が不足しやすくなります。そのため、免疫力が低下して、治りが遅くなってしまいます。風邪予防や風邪をひいてしまったときに、免疫力を上げるために特に意識したいことは3つあります。
●1.ビタミン類を多めに摂る
ビタミンは食事に含まれている栄養素を身体に必要な成分に変換して使う際の潤滑油です。潤滑油が不足すると身体に必要な栄養素が必要な場所へ供給されづらくなるため、抵抗力が弱くなります。そのため、ビタミンが体内で飽和状態になっているほうが風邪の治癒も早くなります。
ビタミン類の中でも特に多く摂りたいものは「ビタミンC」「ビタミンA」「ビタミンB1」です。多く含まれている食品は以下のような食品です。
・ビタミンC:レモン、いちご、みかん、キウイフルーツ、ブロッコリーなど
・ビタミンA:レバー、うなぎ、卵、ニンジン、カボチャ、小松菜など
・ビタミンB1:豚肉、米の胚芽部分(精白米にはついていません)、大豆など
●2.温かい料理を食べる
低体温のときには免疫力も下がりやすくなってしまいます。熱があって体温が高かったとしても、汗などで身体を冷やしてしまうことがあります。そのため、身体をしっかり温めることが大切です。横になって安静にしているときも「温かくして休みましょう」と言われますが、食事でも身体を温めましょう。冷たい料理よりは温かい料理を選ぶと身体の内側から温まりやすくなります。熱があるときは冷たいものが美味しく感じられますが、冷たいものは身体が冷えやすくなってしまうのでできるだけ食べないようにしましょう。
●3.水分をたっぷり摂る
風邪のときは、水分をたっぷり摂りましょう。熱があるときは通常時よりも汗や呼気から水分が出ていきます。そのため脱水状態になりやすいのです。飲むのは白湯や番茶のようなカフェインの少ない飲み物がよいでしょう。
「休養と栄養」以外にもある! 効果的な風邪予防法
「休養と栄養」以外にも風邪予防に効果的なことがあります。それは「手洗い」「うがい」「マスク」です。
まず、「手洗い」で雑菌をしっかり取り除き、「うがい」で喉の雑菌を洗い流します。さらに「マスク」で新たな雑菌に触れないように防御します。また「マスク」は、自分が風邪にかかってしまった際に他の人にうつさないために使うことも多いですが、風邪をひいていないときでもたくさんの人が集まる場所へ行く際などは、風邪をひいていなくても風邪から自分を守る意味でマスクをして出かけるほうが安心です。マスクははずしたら捨てて、新しいものに取り替えましょう。あくまで使い捨てのマスクです。ここでもったいないと思ってはいけません。体調を崩して会社に行けなくなるほうがもっともったいないことです。
余談ではありますが、「手洗い」「うがい」「マスク」は風邪だけでなく、インフルエンザにも効果があります。ぜひ、実行するようにしてください。
さらに、余裕があるようならば、室内の湿度を70%くらいに保つと風邪の原因菌の活動が弱まり感染力は低下します。乾燥している冬の時期は原因菌の活動が活発になると同時に、感染してしまった際に上手く排出し辛くなってしまうのです。加湿器や濡れタオルなどを上手に使って湿度を上手に調節してください。
最後に、裏技をひとつ。熱を下げたいときは、おでこではなく「わきの下」を冷やすと効果的です。風邪やインフルエンザによる高熱のときだけでなく、熱中症のときなどにも応用できますので、ぜひ覚えておいてください。
上記のことを踏まえながら、休養と栄養をしっかりとって、つらい風邪から身体を守りましょう。
Category: Health
