中国で新自動車ブランド、攻勢強める
【寧波】中国で28日、新たな自動車ブランド「リンク・ アンド・コー(Lynk&Co)」が市場に投入された。外国ブランドに引けを取らない高級モデルを加えて国産車の魅力を高めたい中国メーカーの取り組みの一環。
Lynkは若者をターゲットとし、ワイヤレスインターネット接続やカーシェアリングのサービスも提供する。こうした新ブランドの導入からは、中国の自動車業界が国内消費者向けに安い車ばかり生産する状況から抜けだそうと野心を高めている様子が読み取れる。
Lynkは中国を皮切りに、欧州や米国へも進出する計画。親会社の浙江吉利控股集団は世界的な自動車メーカーになることを目指している。
浙江吉利の安聡慧総裁(社長)はLynk発売記念のイベントで「中国が世界の自動車業界のあり方を最高レベルで変化させている」と述べた。
浙江吉利傘下の吉利汽車(ジーリー)のマッツ・フェガーハグ副総裁(副社長)によると、28日に販売を開始したスポーツタイプ多目的車(SUV)「Lynk 01」は、浙江吉利のスウェーデン子会社ボルボ・カーズが手掛ける同様のモデルと基本的な技術を最大90%共有している。
次はLynk 01の電動版を売り出し、別のモデルも追加していくという。
Lynk 01は今月、需要を試す目的で6000台がオンライン販売され、発売から2分で売り切れた。
販売価格は約2万4000ドル(約270万円)〜。これは吉利汽車の人気SUV「博越」の約1万4800ドルより高く、やはり中国で売れ行きの好調な米ゼネラル・モーターズ(GM)のSUV「シボレー・エキノックス」をやや下回る水準だ。
