新潟水俣病2人が逆転勝訴、9人を認定

 水俣病患者と認定されなかった50~60代の男女8人と、遺族1人が新潟市に認定を求めた訴訟の控訴審判決が29日、東京高裁であった。河野清孝裁判長は、2人を患者と認めなかった一審新潟地裁判決を取り消し、9人全員を水俣病と認定するよう命じた。 一審は、同居家族に認定患者がいなかった2人について「他の病気の可能性がある」として訴えを退けた。河野裁判長は、近くに住む親族が水俣病と認定されていたと指摘。「手足の感覚障害はメチル水銀の暴露に起因すると認めるのが相当だ」と述べた。  水俣病の患者認定をめぐっては、最高裁が2013年に「司法が独自に判定すべきだ」と判断し、国よりも幅広い認定基準を示した。 新潟市の話 判決を重く受け止め、今後の対応を検討する。(了)

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