農作物やサンマなど、秋の味覚に異変
「秋の味覚」に異変が起きている。
サンマや秋サケは今年も不漁で、夏の日照不足から果物や野菜は収穫が減少傾向だ。さらに、日本列島を縦断した台風18号による農作物の被害が追い打ちをかけている。
三陸有数のサンマ水揚げ港がある岩手県宮古市では例年、8月下旬から始まる水揚げが、今年は9月中旬までゼロ。宮古水産物商業協同組合が約20年前から全国発送してきた「さんまふるさと便」も中止になり、担当者は「経験のない異常な事態」とため息をつく。
不漁の大きな要因は日本や台湾、中国などの過剰な漁獲だとされる。一般社団法人「漁業情報サービスセンター」(東京都)によると、今年の全国の水揚げ量(今月23日現在)は約1万4500トンで、前年同期の半分ほど。秋サケも主要な漁場を持つ北海道の漁獲匹数(同10日現在)が前年同期比3割減になっている。
