第一三共、英大手の買収提案を拒否

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第一三共が、英製薬大手アストラゼネカから買収の提案を受けていたことが31日、関係者への取材でわかった。

第一三共は提案を拒否したという。大手製薬会社では難病向けを中心に新薬開発に巨額の資金が必要で、開発技術の取得や経営規模拡大のため、今後もM&A(合併・買収)の動きが活発化する可能性もある。

関係者によると、買収の提案を受けたのは2015年後半から16年前半頃。第一三共は今後の需要増加が見込める、新たな抗がん剤の開発に力を入れており、アストラゼネカは開発技術を取り込む狙いがあったとみられる。

第一三共は同日、「そのような事実はない」とのコメントを発表した。

欧米の製薬大手は、新薬の開発資金を捻出するため、M&Aを繰り返して規模を拡大してきた。

アストラゼネカの16年の年間売上高は230億ドル(約2兆5000億円)あり、国内3位の第一三共(17年3月期連結売上高9551億円)の約2・5倍に達する。今後も経営規模で優位に立つ欧米大手が、開発技術や日本市場を狙って買収の提案をしてくる可能性がある。

一方、買収提案があったとの報道を受け、31日の東京株式市場で第一三共株は一時、前日終値比で約13%上昇し、売買が停止された。

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