介護施設死傷「求められ退職」元職員
岐阜県高山市の介護老人保健施設「それいゆ」入所者5人が死傷した問題で、県は28日、5人全員の介助に関わり、17日付で退職した元職員の30代男性から初めて事情を聴いた。元職員は、施設の理事長との話し合いの結果、自己都合で辞めることを求められ、納得できなかったが応じたと説明したという。
県によると、元職員は5人を介助したことを認め異常があった当日の行動を淡々と答えた。ただし、死亡やけがへの直接的な関わりについて、県は問いただしていないという。
一方、元職員は28日、毎日新聞の取材に応じた。折れた肋骨(ろっこつ)が肺に刺さる外傷性血気胸で13日に死亡した女性(87)について、入浴介護中に骨折した可能性が指摘されているが、自身は入浴の担当ではないと話した。改めて死亡やけがへの関与を否定した。【岡正勝】
