韓国、慰安婦支援の財団理事長が辞任

 【ソウル大貫智子】韓国政府が設立した元慰安婦支援の「和解・癒やし財団」は27日、金兌玄(キム・テヒョン)理事長が27日付で辞任したと発表した。財団は28日で発足から1年を迎え、事業に一定の区切りがついたなどと説明している。

 財団によると金理事長は19日の理事会で辞意を表明。韓国政府拠出の財団の運営費が国会の反対で削除されたことや、合意時点で死亡していた遺族のこれ以上の追跡が難しいことなどに触れ、「理事長として事業を一次的に終えた現在、辞意を表明するのが望ましいと判断した」と述べた。財団は「今後も慰安婦被害者のための事業に最善を尽くす」と引き続き事業に取り組む立場を明らかにした。

 一方、財団を所管する鄭鉉栢(チョン・ヒョンベク)女性家族相は27日、財団の活動を再点検する部会を省内に発足させたと発表。元慰安婦の意思に反して現金支給が行われたとの一部報道があるため、支給過程などについてチェックし、8月末にも結果をまとめるという。

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