浦和、逆転負けに大ブーイング&同情

ハリルに同情された…浦和、ホーム開幕でまさかの逆転負け: 敗戦後、ファンに深々と頭を下げた浦和イレブン。痛恨の黒星に槙野(中央)はまっすぐに前を見据えた(撮影・中井誠) © サンケイスポーツ 提供 敗戦後、ファンに深々と頭を下げた浦和イレブン。痛恨の黒星に槙野(中央)はまっすぐに前を見据えた(撮影・中井誠)

 明治安田J1第2節最終日(4日、浦和1-2広島、埼玉)アジア王者の浦和が昨季リーグ15位の広島に1-2で逆転負けを喫した。浦和は前半43分に先制するも、後半にまさかの2失点で今季初勝利を逃した。日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(65)が視察に訪れる中、昨年11月の欧州遠征で国内最多5人が選ばれた名門の惨状に指揮官も同情を寄せた。広島は開幕2連勝とした。

 アジア王者の無残な逆転負けに4万1324人のスタンドから大ブーイングが巻き起こった。ホーム開幕戦の相手は昨季残留争いを演じた広島。リーグ戦で敗れるのは約3年ぶりで、DF槙野は悔しさをにじませた。

 「たくさんのサポーターが来てくれたのに情けない。原因はいろいろあったと思う」

 後半の2失点は、いずれもペナルティーエリア内での連係ミスから。22歳の広島MF川辺に振り回され、「(川辺が)ライン間にいたので、途中から2枚のボランチにしようとしたが遅かった」と堀監督。選手間のマークの受け渡しがうまくいかず、最終的に致命傷を負った。

 がっかりしたのは、視察に訪れたハリルホジッチ監督も同じだ。6月のW杯本番に向け、メンバー選考に本腰を入れている最中。開幕2戦で勝ち星のない浦和の現状を目の当たりにし、「浦和には代表候補がたくさんいる。まだ公式戦2試合目だし、コンディションが上がっていないのではないか。これからもチェックは続けるよ」と同情する始末だった。

 昨年11月の欧州遠征では5人(GK西川、DF槙野、MF遠藤、長沢、FW興梠)を選出。国内最大派閥だけに、指揮官の表情はさえなかった。

 「攻撃も守備も中途半端だった。やっている自分たちもストレスのたまる試合。これがずっと続くと危ない」

 興梠も危機感を募らせた。ただ、シーズンは始まったばかり。アジア王者のプライドにかけても、立て直しを図るしかない。(宇賀神隆)

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