ゴジラ落選、日米合算成績に議論の声
© 日刊スポーツ新聞社 18年大リーグ殿堂投票結果
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米国野球記者協会が24日、今年の米国野球殿堂入りに4人が選出されたと発表し、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏(43)は選ばれなかった。422票中4票で、得票率は0・9%。得票率が5%に届かない候補は翌年以降の候補から外れるため、松井氏は14年の野茂英雄氏(49)と同様、資格取得1年で候補リストから消える。
巨人在籍後メジャーに移籍した松井氏は、ヤ軍での7年間を含めメジャーで10年プレー。殿堂入り発表の直前には米メディアの間で、日米合算の成績なら殿堂入りに値するとの声も出ていた。同氏自身は昨年11月に「1票でも入ったら驚き。10年いた、ただそれだけ」と話しており、落選は想定内だった。同氏に票を投じた4人のうちの1人、ESPNのグラジアーノ記者は「彼の貢献は(成績のみでは計れない)独特なもの。イチローが候補になった際にも、日米合算成績が議論になるはずであり、今考慮してもいいのではないか」と投票理由を明かした。
選出されたのは20本塁打、20盗塁を2度達成したC・ジョーンズ、04年MVPのゲレロ、通算612本塁打のトーミ、歴代2位となる通算601セーブを挙げたホフマンの4氏だった。