大阪桐蔭に古豪が照準「邪魔する」

高嶋仁監督を胴上げする智弁和歌山ナイン © デイリースポーツ/神戸新聞社 高嶋仁監督を胴上げする智弁和歌山ナイン

 第90回選抜高校野球大会(3月23日から13日間、甲子園球場)の出場36校を決める選考委員会が26日、大阪市内で行われ、昨秋の近畿大会準優勝の智弁和歌山が4年ぶり12度目の出場を決めた。

 同校ナインは和歌山市内の同校で朗報を受けた。甲子園への監督出場回数が歴代最多の37度目となる高嶋仁監督(71)は、春夏甲子園通算64勝、夏通算38勝が史上最多。春通算はあと5勝で中村順司氏(PL学園)の31勝に並ぶ。

 今大会では優勝まで5勝か6勝が必要となるため、優勝すれば届く数字だ。ナインの胴上げで何度も宙に舞った名将は「それなら(優勝)せなしゃあない」と冗談交じりに言うが、その手応えは十分にある。

 “にっくき”相手に照準を定めている。「(昨年)春の近畿、夏の甲子園、秋の近畿と大阪桐蔭に邪魔されてきた。今度は邪魔してやらないと」と同監督。昨秋の近畿大会の決勝でも敗れた大阪桐蔭には昨年の公式戦で3連敗している。「くそったれと思ってます」と、歯にきぬ着せぬ言葉で言うのも、その悔しさを原動力にしてきた証しだ。

 昨夏の甲子園を経験した2年生も同じ思いで聖地に乗り込む。右肘の故障のため秋季大会でベンチを外れた高校通算29本塁打の林晃汰内野手(2年)は、「大阪桐蔭を倒すのは、全国制覇と一緒の目標」と言う。先月から練習に完全復帰し、春は3番を打つ予定だ。昨夏の甲子園で本塁打を放った主砲に名将は「最低3本」とノルマ。林も「期待してもらってうれしい。絶対に打てるようにしたい」と誓っていた。

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