死者大半が煙で窒息、韓国病院火災

26日、火災で焼け落ちた韓国南部の慶尚南道密陽の病院内部(EPA=時事) © EPA 26日、火災で焼け落ちた韓国南部の慶尚南道密陽の病院内部(EPA=時事)

 【ソウル時事】韓国南部の慶尚南道密陽で26日に起きた病院火災で、現場となった施設にはスプリンクラーがなかったことが分かった。韓国メディアが報じた。火元は病院1階の看護師の更衣室とみられ、消防当局などが詳しく調べている。

 韓国メディアは被害者について「大半が煙などで窒息死したとみられる」と伝えているが、未曽有の惨事を引き起こした原因に関し、はっきりした状況は分かっていない。聯合ニュースによると、負傷した入院患者は「トイレに行って廊下に出ると煙が立ち込め、『助けて』という声が聞こえていた」と証言。短時間のうちに煙が広がったもようだ。

 火災による被害者は死者37人、負傷者も100人以上に上った。死者数は一時「41人」と発表されたが、重複して集計していたため訂正された。大半は病院1、2階の入院患者だが、医師や看護師も犠牲になった。重傷者も多く、死者数は増える可能性がある。火災発生時、病院には177人が入院し、高齢者や身体の不自由な患者が多かった。 

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