韓国で火災、サウナ客ら数十人死亡
【ソウル米村耕一】21日午後3時53分ごろ、韓国中部・忠清北道堤川市の8階建てスポーツセンターが1階から出火し全焼した。建物内には銭湯やスポーツジムがあり、銭湯に閉じ込められた50代の女性など利用客ら29人の死亡が確認された。聯合ニュースが報じた。
スポーツセンターは1階に駐車場、2~3階にサウナ付き銭湯、4~7階にスポーツジム、8階に飲食店などが入っていた。消防当局は1階に駐車していた車から、何らかの原因で出火したと見ている。韓国メディアは死亡した大半が銭湯のサウナに閉じ込められたと伝えている。
また出火直後、階下に逃げられなかった客ら20人がビル屋上に上り、消防当局のヘリコプターで救助されたという。聯合ニューステレビは、そのほかに24人が病院に運ばれたと報じている。
韓国大統領府によると、文在寅大統領は午後6時過ぎ、火災について「人命被害が出たことは非常に残念だ」とのコメントを発表。「火災鎮圧と救助により、人命被害を最小限にする」よう関係部署に指示した。
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