北朝鮮への石油品9割削減 米が決議案

北朝鮮大使も出席して開かれた国連安全保障理事会の閣僚級会合=15日、ニューヨーク(EPA=時事) © EPA 北朝鮮大使も出席して開かれた国連安全保障理事会の閣僚級会合=15日、ニューヨーク(EPA=時事)

 【ニューヨーク時事】北朝鮮による11月末の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射を受け、米国は21日、国連安全保障理事会理事国に北朝鮮への制裁を強化する新たな決議案を配布した。北朝鮮への石油精製品の輸出量を現状より9割近く削減することが柱。安保理は22日午後1時(日本時間23日午前3時)に決議案を採決する。北朝鮮最大の支援国で拒否権を持つ中国の対応が焦点となる。 決議案は、北朝鮮への原油について年間上限供給量を400万バレルあるいは52万5000トンと設定。一方、ディーゼル燃料や灯油を含む石油精製品は年間上限量を50万バレルと定めた。9月の核実験強行直後に採択された制裁決議は、原油の上限供給量を過去1年間分と定めたが、今回の決議案は上限の供給量を明確にした。 

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