「パチスロ出資で4%配当」48億集め業者破産
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パチスロ台のオーナーになれば、パチンコ店からレンタル料が得られるとして、全国から約48億円の出資金を集めた東京都内のリース会社が破産していたことがわかった。
出資者は高齢者ら約1200人にのぼる。破産管財人の調査などでは、2万台以上あるはずのパチスロ台が約630台しかなく、大阪府内の女性2人が22日、元社長らについて詐欺容疑で府警に告訴状を提出した。
リース会社は、東京都港区の「WARIKAN」(ワリカン)。2016年2月、東京地裁から破産手続き開始決定を受け、今年9月に破産した。
告訴状によると、府内に住む70歳代の女性2人は12~14年、同社側から「年に出資額の4%のレンタル料が入る」と勧誘されてオーナーになったのに、十分な配当を得られず、出資金約4300万円をだまし取られたとしている。