NZ地震ビル崩壊、刑事訴追見送りに
ビルが倒壊し多数が犠牲となった2011年のニュージーランド地震で、現地の警察がビルの設計者らの刑事訴追見送りを決めたことを受け、遺族からは30日、「ショックだ」「責任はどうなるのか」と憤る声が上がった。
倒壊したカンタベリーテレビ(CTV)ビルには語学学校が入っており、研修中だった富山市立富山外国語専門学校の学生12人を含む115人が犠牲になった。
同校の川端国昭校長(64)は、30日午前に現地からのメールで訴追見送りを知った。倒壊で自身も四女恭子さん=当時(20)=を亡くした。いずれ起訴されると思っていたという川端校長は、「他のビルは無事だった。なぜ誰も責任を問われないのか」と無念の気持ちを表した。
長女めぐみさん=当時(19)=を失った富山市の堀田和夫さん(62)は、「捜査が長引いており、なかなか起訴は難しいと思っていた」としながらも、「やはりショックだ。とても娘に報告できる内容ではない」と批判。ビルの設計を認めたクライストチャーチ市に対し、謝罪を求めていく考えを示した。 (了)
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