科学の祭典 マイナス196度に興味津々
© 産経新聞 提供 凍らせたバナナを使った実験に興味津々の子供たち。この日は約40のブースが出展し子供たちを楽しませた=和歌山市
科学のおもしろさを子供たちに伝えるイベント「青少年のための科学の祭典 2017おもしろ科学まつり和歌山大会」が11日、和歌山大学(和歌山市栄谷)で開かれ、多くの家族連れらが科学に親しんだ。12日も開催される。
科学まつりは、実験や工作を通じて科学のおもしろさや楽しさを伝えるイベントとして、平成12年から始まった。高校生や企業、ボランティアらが科学実験や工作教室など計74のブースを出展する。
この日、出展したブースは約40ブース。ペットボトルロケットを体験する定番の人気ブースのほか、人気ゲーム・アニメ「ポケットモンスター」とコラボレーションして皆既日食を学べるプラネタリウムのブースもあり、多くの人が楽しんだ。
県立向陽高環境科学科の生徒らによる液体窒素を使った実験パフォーマンス「マイナス196℃の世界」には、多くの家族連れが集まった。凍らせたバナナでくぎを打つなどする実験に子供たちは興味津々な様子。時折歓声も上がるなどして盛り上がった。
実験を披露した同校2年、磯合竜弥さん(17)は「勉強や部活で忙しい中、いろいろな科学実験を楽しめる貴重な機会だった」。参加した有田市の小学4年、川島大輝君(10)は「理科は何が起こるか分からない不思議なところが好き。いつか自分で実験もしてみたいです」と笑顔で話していた。
12日には、初となる「和歌山おもしろ科学大賞」の表彰なども行われる。