具志堅会長、比嘉V2戦「来週でも」
© サンケイスポーツ 提供 3R、攻める比嘉大吾(右)=両国国技館(撮影・山田俊介)
プロボクシング・WBC世界フライ級タイトルマッチ(22日、東京・両国国技館)王者・比嘉大吾(22)=白井・具志堅スポーツ=が、同級5位のトマ・マソン(27)=フランス=に7回、TKO勝ち。14戦連続KOで初防衛に成功し、元WBC世界Sライト級王者の浜田剛史らが持つ15戦連続KOにも王手をかけた。
豪快なKO勝利を飾った比嘉は、「初防衛戦は一番難しいといわれているけど、ずっとKOにこだわっていた。途中でタフだと思ったけど倒せてよかった」と胸をなで下ろした。「自分だけの力では、どうしようもないときがある。リングの中では孤独だけど、周りの力がないとチャンピオンにはなれない」と周囲に感謝した。
元WBA世界Lフライ級王者で、所属ジムの具志堅用高会長(62)からは、「初防衛は苦戦すると思っていた。最高の試合をしてくれた。ただ最高だけ。(次戦は)いつでもいいですね。来週でも。ただ減量があるからな。年内にできればいい。来年はどんどん強くなっていく」と冗談交じりで褒められた。
2度目の防衛戦へ、比嘉は「あと1勝で15KOになるのでがんばる。井岡さん、大みそかでも構いません。よろしくお願いします」とWBA世界同級王者・井岡一翔(28)=井岡=に王座統一戦を呼びかけた。