やぶさめ神事の最中に馬が興奮し逃走

 25日午後3時15分ごろ、大阪市北区天神橋2丁目の大阪天満宮で、流鏑馬(やぶさめ)神事の最中に馬が神職の男性(40)を振り落とし、境内の外に逃げた。馬は約3分後に600メートルほど離れた市道で、近くの交番にいた大阪府警天満署の男性署員がたづなをつかんで止めた。けが人はなかった。

 大阪天満宮と同署によると、逃げたのは競技用の馬。神事が始まり男性が騎乗したところ、興奮状態になって男性を振り落としたという。天神橋を渡った南側で確保されたという。

大阪天満宮での神事中に逃げる馬(25日午後3時17分、大阪市北区、読者提供) © 朝日新聞 大阪天満宮での神事中に逃げる馬(25日午後3時17分、大阪市北区、読者提供)

 大阪天満宮は、7月に開かれる日本三大祭りの一つ「天神祭」でも知られる。

 流鏑馬神事を初めて見に来た大阪府守口市の会社員の男性(70)は「馬が暴れ出した途端『キャー』と悲鳴が上がった。ものすごいスピードで一気に走っていった」と話した。禰宜(ねぎ)の岸本政夫さん(61)は「この馬は数年前から神事に参加していてトラブルはなかったので驚いた。びっくりされた方もいたと思うが、事故がないように注意するので温かく見守ってほしい」と話した。

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