日経平均1万9500円回復、警戒感後退
© Morningstar Japan 提供
30日の日経平均株価は前日比143円99銭高の1万9506円54銭と3日ぶり反発。1万9500円台は17日(1万9702円63銭)以来9営業日ぶりの高値水準となる。
朝方は、29日の米国株高や、1ドル=109円台後半への円高一服を受け、買い優勢で始まった。北朝鮮リスクはくすぶっているものの、米朝の軍事衝突には至らないとの見方から、ひとまず警戒感が後退した面もあり、買い戻しを誘って、いったん1万9500円台を回復した。その後、高値圏で小幅もみ合いが続いたが、円相場が再び弱含むとともに株価指数先物にまとまった買い物が入り、上げ幅を拡大し、一時1万9538円23銭(前日比175円68銭高)を付ける場面があった。
東証1部の売買代金は2兆2247億円と8営業日ぶりに2兆円大台に復帰したが、出来高は17億530万株と14営業日連続の20億株割れ。騰落銘柄数は値上がり1357銘柄、値下がり540銘柄、変わらず126銘柄。
市場からは「前場は買い戻しによる影響で、後場はきょう大引けのJPX日経インデックス400の銘柄入れ替えに伴うリバランスに絡んだ動きが出ているようだ。需給の側面が強いが、リバウンドの領域は出ていない。北朝鮮リスクに何ら変化はなく、引き続き為替次第の展開になろう」(準大手証券)との声が聞かれた。
業種別では、商船三井、郵船などの海運株が堅調。三井倉HD、住友倉などの倉庫運輸関連株や、日水、マルハニチロなどの水産農林株も買われた。新日鉄住金、JFE、大平金属などの鉄鋼株も高い。
半面、鉱業株では、日鉄鉱が下落。古河電工、住友鉱などの非鉄金属株も安く、JXTG、コスモエネHDなどの石油石炭製品株もさえない。
個別では、ウォルト・ディズニー・ジャパンとライセンス契約締結のクラウディアがストップ高。住友ゴムが吸収合併するダンロップスも大幅高し、サニックス、正栄食、アクリティブなどの上げも目立った。半面、KLab、アイロムG、オルトプラス、積化成などの下げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、30業種が上昇した。
提供:モーニングスター社
(イメージ写真提供:123RF)
