故郷でGMとして奔走する元代表監督

【名将、故郷から世界を目指す(1)】日本初のプロチーム プレッシャーが楽しい! 女子バレーボール「ヴィクトリーナ姫路」GM 真鍋政義さん: 故郷に設立された女子プロバレーボールチーム「ヴィクトリーナ姫路」のゼネラルマネージャーとして奔走する真鍋政義さん=兵庫県姫路市(南雲都) © 産経新聞 提供 故郷に設立された女子プロバレーボールチーム「ヴィクトリーナ姫路」のゼネラルマネージャーとして奔走する真鍋政義さん=兵庫県姫路市(南雲都)

 2012年ロンドン五輪でバレーボール女子日本代表を監督として銅メダルに導いた真鍋政義さん(53)が、故郷の兵庫県姫路市で、女子バレー「ヴィクトリーナ姫路」のゼネラルマネジャー(GM)として奔走している。昨年3月に新設された「日本初のプロチーム」で、真鍋さんの下でセッターを務めた元日本代表の竹下佳江さん(39)が監督を務める。「姫路から世界へ」を掲げる豪傑GMに、日本バレー界のさらなる発展への展望を聞いた。

 --女子代表監督のユニホームを背広に着替え、昨年11月に地元財界がスポンサーになる姫路のGMに就任しました

 真鍋 監督は現場の責任者。GMは姫路のみなさんとのかかわりやスポンサー獲得なども担当するので、監督より忙しいです。

 --監督業からGM業。難しさややりがいも違う

 真鍋 代表監督は確かに相当プレッシャーがありますが、日本初のプロチームのGMも相当のプレッシャーがある。このチームが成功しないとバレー界の発展につながらない。そう思ってやっています。

 --現役時代は1988年ソウル五輪なども経験されました。プレッシャーを感じるようには見えません

 真鍋 昔からプレッシャーの中で試合をしているでしょう。大好きなんですよ、本当に。何十年もプレッシャーを与えられ続けてきたので、このごろプレッシャーが楽しくて。一度しかない人生ですから。

 --昨夏のリオデジャネイロ五輪で代表チームを率い、指導者としてはひと区切りをつけた

 真鍋 そうですね。そして実際に自分の生まれたところにプロのバレーボールチームができて、こうして帰ってこられた。これほどうれしいことはないです。バレー界に恩返ししながら、バレーボールを通して姫路市が少しでも活性化して発展できればという思いです。

 --監督業は打診されなかったのですか

 真鍋 監督はまったくやる気はなかったです。プロはチームだけでは勝てない。姫路市は官民一体でみなさんが応援してくださっています。試合に勝って最終的には日本一。将来的には日本代表の選手、指導者を輩出する。「姫路から世界へ」というのが最大の目標です。

 --姫路を拠点にしてバレー界全体を見ている

 真鍋 2020年東京五輪があるので、バレーボールをトップスポーツにしたいという思いもあります。裾野を広げるため、ヴィクトリーナ姫路として日本全国でバレーボールの普及活動も数多くやっています。

 ■まなべ・まさよし 昭和38年8月21日生まれ。兵庫県姫路市出身。大商大卒。現役時代はセッターとして活躍し、1988年ソウル五輪に出場。新日鉄(現堺ブレイザーズ)では選手兼任監督でVリーグ優勝に貢献し、イタリア1部でもプレーした。2005年に現役引退。女子の久光製薬監督を経て08年12月、全日本女子監督に就任し、10年世界選手権と12年ロンドン五輪で銅メダルに導いた。昨夏のリオデジャネイロ五輪後に代表監督を退き、昨年11月に「ヴィクトリーナ姫路」のGMに就任した。

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