合流のポドルスキ「あいさつ」に衝撃
© サンケイスポーツ 提供 全体重をかけるように左足を振り抜くポルディ。“神の左”を目の当たりにした選手に衝撃が走った(撮影・甘利慈)
黄金の左、炸裂!! J1神戸に新加入し、前日6日に来日した元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(32)が7日、チームに初合流。ミニゲームでは、世界を魅了した“黄金の左足”で強烈なシュートを披露した。デビュー戦となる29日の大宮戦(ノエビアスタジアム神戸)に向けて、年俸6億円男の存在感は、増すばかりだ。
出し惜しみなどしない。これが、スーパースターの一撃だ。FWポドルスキが超VIP級来日劇から一夜明け、さっそく始動した。
「最初の日なので楽しくできたよ。最初の試合まであと3週間あるので、そこに向けてやっていきたい」
32歳は練習の冒頭で「みんなと何かを成し遂げられたらうれしい」とあいさつ。2014年W杯ブラジル大会制覇の原動力となった超大物が自ら選手に歩み寄った。
鋼のような体は、ウェブにも公開されているハードなウエートトレーニングのたまもの。ポジションに関係なく行われたミニゲームで、その筋肉がうずいた。右足、ヘディングシュートに3つのアシスト。そして“黄金の左”から繰り出される強烈なシュートも披露した。自身の大好きな日本アニメ「キャプテン翼」をほうふつさせる破壊力に、セーブしたGK吉丸は「速くて見えない感じ。気付いたら(手に)当たっていた」。DF渡部も「芯で捉えたら、日本選手では考えられない質のボールが飛んでくる」。チームに衝撃と驚きが渦巻いた。
ネルシーニョ監督も「彼には経験があるし、チームに必要なことを発揮してくれると思います」。11位と低迷するチームの“救世主”として畏敬の念を口にした。
Jリーグデビューは最速で29日の大宮戦(ノエス)。前日の会見後には楽天・三木谷会長らと極上の神戸牛を堪能し、身も心もすっかり“神戸色”に染まったポルディは、「トレーニングはもちろん大切。(デビューまで)時間はある。しっかりやっていきたい」。
得点の約8割を左足で決める、とのデータもあるポルディ。“神の左”がチームに劇的な化学反応をもたらす。 (大石豊佳)
ポドルスキについてFW田中順「がたいもいいし、戦力になる。チームを大きく飛躍できるように力を貸してもらいたい」
★仙台戦前に登場
ポドルスキは、午後にメディカルチェックを受けた。夕方には久元喜造・神戸市長を表敬訪問する予定だったが、検査が長引いたことや本人のコンディションを考慮して延期された。8日の仙台戦では試合前、同じく新加入の元日本代表FWハーフナーとサポーターの前に登場する。ルーカス・ポドルスキ(Lukas Podolski)
1985年6月4日生まれ、32歳。ポーランド・グリビツェ出身。幼少期にドイツに移住。2003年にブンデスリーガのケルンでデビュー。バイエルンM、アーセナル(イングランド)などを経て、15年7月からトルコのガラタサライに所属。昨季限りで退団した。ドイツ代表として、優勝した14年ブラジル大会などW杯3大会に出場。昨年8月に代表引退を発表。代表通算130試合49得点。神戸との契約は19年シーズン終了まで。家族は夫人と1男1女。1メートル82、83キロ。
