習氏「一国二制度を保証」香港初訪問

29日、香港国際空港に到着し、歓迎を受ける中国の習近平国家主席=安川純撮影 © 読売新聞 29日、香港国際空港に到着し、歓迎を受ける中国の習近平国家主席=安川純撮影

【香港=幸内康】中国の習近平(シージンピン)国家主席は29日、香港返還20年の祝賀行事に参加するため、香港に到着した。

2013年の習氏の国家主席就任後、香港を訪問したのは初めて。

香港国際空港に降り立った習氏は「20年来、中央政府は力強い後ろ盾であり、これからも香港の発展を支持する。『一国二制度』が安定的で長期にわたって続くことを確実に保証する」と述べた。

記者団から、末期がんを患うノーベル平和賞受賞者の民主活動家、劉暁波(リウシャオボー)氏(61)の釈放などについて問われたが、習氏は答えなかった。

中国国防省は29日の記者会見で、中国初の空母・遼寧が返還20年の記念行事の一環として、7月に香港に寄港すると発表した。詳しい日程や活動内容は明らかにしなかったが、香港紙「星島日報」は、遼寧が初めて一般公開される可能性があると報じている。

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