東京メトロ、都営乗り継ぎ値下げも

 東京メトロの山村明義社長は29日の就任会見で、メトロと都営地下鉄との乗り継ぎ時に初乗り運賃がかかることについて「わかりにくいと思っている」と述べ、改善をめざす考えを示した。東京五輪がある2020年までの導入をめざし、都営側と協議中という。初乗り運賃(切符利用時)はメトロが170円、都営が180円。現在は、両社の乗り継ぎ時には70円の運賃割引をしているが、どちらかだけを利用した場合に比べて割高になる。

 将来は、乗り継いでもどちらか1社だけの利用とみなし、初乗りの徴収を1度だけにするしくみを検討している。昨年末から都営側と検討を始めたが、運賃収入の減少分の負担割合をめぐって協議が難航する可能性もある。

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