日経平均株価、大幅安で2万円割れ
[日経平均株価・TOPIX]
日経平均 / 20025.63 /-194.67
TOPIX / 1611.08 /-12.99
[寄り付き概況]30日の日経平均は反落でスタートした。29日の米国市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)によるストレステスト(健全性審査)で大手銀行すべてが合格したことで金融株を中心に上昇したものの、ハイテク株の売りが上げ幅を打ち消し、軟調推移となった。1-3月期GDP確定値が予想を上回ったものの、相場への影響は限られた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比235円安の19975円、円相場は1ドル112円台前半での推移。これらを受けて日経平均は直後に200円以上下げ、20000円を割れる展開となった。一方で、メガバンク中心に金融セクターの底堅さが意識されている。
セクターでは、その他製品、精密機器、食料品、情報通信業、電気機器が軟調。売買代金上位では、任天堂<7974>、ソフトバンクG<9984>、東京エレクトロン<8035>、ソニー<6758>、ブイ・テクノロジー<7717>、JT<2914>、村田製<6981>、ニトリHD<9843>が下落している。一方で、三菱UFJ<8306>、みずほ<8411>、三井住友<8316>、住友化学<4005>、アンジェス<4563>は上昇している。