借金返済に、ランボルギーニ無断転売
イタリアの高級車メーカー「ランボルギーニ」のスポーツカーをめぐる横領事件で、警視庁が業務上横領容疑で逮捕した自動車修理・販売会社役員、奥平光紀容疑者(44)=神奈川県逗子市=が「借金があり金が欲しかった」と供述していることが29日、捜査関係者への取材でわかった。
事件では都内の派遣社員の男性(56)から物損事故の修理のために預かったランボルギーニ社製のスポーツカー「ガヤルド」(時価約1800万円)を約500万円で売却、横領したとして同容疑で奥平容疑者のほか、金融業の広岡工容疑者(38)=千葉市中央区=が逮捕された。
捜査関係者によると、奥平容疑者は男性から預かった車を自身のホームページに掲載し買い手を募集。買い取りを希望した相手には、名義変更ができない車であることを説明した上で車を譲り渡していた。