活躍の場広がる 多才な警察犬が誕生
© 読売新聞 においを追跡する警察犬(東京都東大和市の訓練所で)=杉本昌大撮影
警察犬の活躍の場が広がっている。
事件捜査のほか、行方不明になった高齢者の捜索にも出動し、警視庁では昨年1年間の出動が過去最多の約900回に上った。2020年東京五輪・パラリンピックに向け、薬物と拳銃両方のにおいを嗅ぎ分ける「ハイブリッド犬」など“多才犬”の育成も進められている。
「認知症の夫がいなくなった」。一昨年6月、東京都内の交番に高齢の女性が駆け込んだ。連絡を受けた警視庁鑑識課員と警察犬が自宅に急行。男性の靴下のにおいを手がかりに捜索したところ、約2時間後、他人の民家の庭先で倒れている男性を発見した。男性は衰弱しており、間一髪で一命を取り留めたという。
警察犬が初登場したのは1912年。同庁が英国から輸入したコリーとレトリバーの2頭だった。
