気温上昇の北海道で落雪事故相次ぐ

女性が倒れていた現場付近(正面左側)を確認する警察官=札幌市西区で2018年3月3日午後2時34分、澤俊太郎撮影 © 毎日新聞 女性が倒れていた現場付近(正面左側)を確認する警察官=札幌市西区で2018年3月3日午後2時34分、澤俊太郎撮影

 発達した低気圧の通過で1日から2日にかけて暴風雪に見舞われた北海道では3日、気温が上昇し落雪による事故が相次いだ。

 午後1時25分ごろ、札幌市西区八軒10西3の住宅の敷地内で、この家に住む無職、可香谷(かがや)京子さん(83)が倒れているのを通りかかった人が見つけ、消防に通報した。可香谷さんは病院に搬送されたが、死亡が確認された。道警札幌西署などによると、可香谷さんは1人暮らしで、屋根から落ちた雪と家の壁の間に倒れていた。落雪などで身動きがとれなくなった可能性があるとみて調べている。

 午前10時45分ごろには、幌加内町平和の平屋の町営住宅で屋根の雪下ろし中の3人が転落。このうち男性消防署員(47)が落ちてきた雪に埋まり、一時意識不明となった。同町は積雪が3メートル近く、町の災害対策本部のチームが町内の危険箇所の雪下ろしをしていた。

 さらに午後1時半ごろ、夕張市清水沢で、雪下ろし作業中の男性(47)が自宅の2階屋根から地面に転落し、命綱が首に絡まってけがをした。

 4日も太平洋上の高気圧が張り出して道内は3月下旬から4月上旬並みの暖かさとなる見込みで、札幌管区気象台は落雪や雪崩などへの注意を呼びかけている。

 JR北海道によると3日は除雪作業が追いつかず、根室線の新得-帯広間や宗谷線の一部などで終日列車の運転を見合わせた。函館線の深川-旭川間は午後3時過ぎに復旧したが、各路線を合わせて約180本が運休となった。【坂本智尚、澤俊太郎】

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