古都の寒空焦がす炎 若草山で山焼き

花火の打ち上げに続いて行われた若草山の山焼き。手前左は興福寺の五重塔(27日午後6時15分から75分間多重露光、奈良市で)=尾賀聡撮影 © 読売新聞 花火の打ち上げに続いて行われた若草山の山焼き。手前左は興福寺の五重塔(27日午後6時15分から75分間多重露光、奈良市で)=尾賀聡撮影

 奈良市の若草山(342メートル)で27日夜、伝統の山焼きがあり、約18万人が古都の寒空を焦がす炎に見とれた。

 約600発の花火が打ち上げられた後、午後6時半のラッパの音を合図に、たいまつを手にした消防団員約300人が山裾で一斉に点火。火は山頂に向かって約33ヘクタールの草地に徐々に燃え広がり、近くの興福寺五重塔(国宝)などを赤く照らし出した。

 奈良市の大学准教授の男性(37)は「じわじわと焼けていく様子に、寒さを忘れて見入った。心が落ち着きます」と話した。

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