小田急百貨店、藤沢店を大規模改装
© 毎日新聞 現在の小田急百貨店藤沢店の外観=2017年12月21日午後1時50分、鈴木篤志撮影
小田急電鉄と小田急百貨店は、来年6月から神奈川県の藤沢駅南口の小田急百貨店藤沢店の大規模リニューアルに着手すると発表した。2019年春に新たな商業施設として開業予定で、同百貨店の担当者は「売り場にテナントを入れて活性化を図り、施設の名称変更も検討したい」としている。
同店は地上7階地下1階建てで、売り場面積は約1万2600平方メートル。2階の一部は江ノ電藤沢駅になっており、1974年に開業した江ノ電百貨店を小田急が引き継ぐ形で85年にオープンした。91年には約230億円の売り上げがあったが、近隣に大型ショッピングモールが進出したこともあり、昨年は約130億円にとどまっている。
計画では、婦人服や紳士服売り場などがある2階から7階までに集客力のある専門店を導入して全面改装し、地下1階食品売り場も一部リニューアルする。
工事期間中、地下食品売り場、1階化粧品・雑貨売り場、7階レストランフロアの一部店舗は営業を継続する方針。【鈴木篤志】