差別&レーザー ACL決勝で遺恨ぼっ発

浦和vsアルヒラル、埼スタ決戦前に差別&レーザーの遺恨勃発!: 試合中にレーザー光線を照射された西川(左端)。あらゆる“妨害”をはね返し、10年ぶりのアジア王者を目指す © サンケイスポーツ 提供 試合中にレーザー光線を照射された西川(左端)。あらゆる“妨害”をはね返し、10年ぶりのアジア王者を目指す

 J1浦和は21日、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝の第1戦(サウジアラビア)で、日本代表GK西川周作(31)がレーザー光線を照射された件と、ともにブラジル出身のFWラファエルシルバ(25)とDFマウリシオ(25)がSNS上に差別的な書き込みをされた件についてアジア連盟(AFC)に報告したことを明かした。“場外戦”をものともせず、25日の第2戦(埼玉)に集中する。

 アウェーの洗礼では済まされない。浦和がアルヒラルのサポーターが行ったとみられる“愚挙”の数々をAFCへ正式に報告した。

 「報告はしました。ただ、今は25日の試合(第2戦)に集中させたいですね」とクラブ関係者が明かした。

 18日の決勝第1戦ではGK西川が、客席から緑色のレーザー光線を照射された。試合後には先制点を決めたFWラファエルシルバの写真共有アプリ「インスタグラム」に対し、猿や中指を立てる黒い手の絵文字など、差別的な投稿があった。同様の書き込みはDFマウリシオのSNSにもあった。浦和はこの日、クラブの公式ホームページに「差別から選手を守らないといけない」などとするコメントを発表。毅然(きぜん)とした態度で怒りをあらわにした。

 西川は「レーザー攻撃は中東で行われた日本代表戦でもやられた。帰国して顔のやけどとかもなかったし、問題ないですね」と冷静に話した。ラファエルシルバも「もし(差別的な)意図があったとしても、僕には届いていないし、支障はない。第2戦に集中するだけ」と意に介さなかった。浦和は第2戦でアルヒラルのサポーターを閉め出すなどの“対抗措置”は考えていないが、思わぬ形で“遺恨戦”が勃発してしまった。

 「攻守のバランスが大事になる。ゴールを決めてもらって何とか勝ちたい」と西川。この日は軽めの調整で汗を流した選手たち。怒りを鎮めるためには25日に勝つことしかない。10年ぶりのアジア制覇へ浦和が一丸となる。 (宇賀神隆)

浦和・ACL決勝第1戦VTR

 18日(日本時間19日)にアウェーでアルヒラル(サウジアラビア)と対戦。前半7分にMFラファエルシルバの個人技で先制するも、その後は防戦一方となる。同37分に追い付かれてしまうも、“神セーブ”を連発したGK西川を中心に守備陣が粘り強く守り、慣れない中東の地で価値ある1-1の引き分けに持ち込んだ。

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