でんぱ組藤崎、ベルリンマラソン完走

 アイドルグループ、でんぱ組.inc(でんぱ組)の藤咲彩音が24日、ドイツで開催された「ベルリンマラソン」でフルマラソンを完走した。藤咲は同大会の姉妹大会である「富士山マラソン」の大会サポーターを務めており、2大会のかけ橋として参加。5万人以上が走った世界最高峰の大会を駆け抜けた。

ブランデンブルク門を背に、ベルリンマラソン完走メダルを見せるでんぱ組藤咲 © 日刊スポーツ新聞社 ブランデンブルク門を背に、ベルリンマラソン完走メダルを見せるでんぱ組藤咲

 ベルリンマラソンは好記録が出やすいコースとして世界的に有名で、今回も世界記録誕生が期待されていた。独特の緊張感と盛り上がりをみせるレースの中、藤咲もトップアイドルの意地を見せた。記録は6時間57秒。原因不明のひざの痛みや、意気込みのあまり過呼吸気味になってしまうなど序盤戦は苦しんだ。何度も立ち止まってしまい、心配するスタッフが棄権も勧める中、最後まで一切弱音を吐かず走りきった。

 でんぱ組は今年1月の「リノベーション」宣言以来、グループでのライブ活動を休止している。現在は年内のライブ再開に向けて猛特訓中だ。藤咲は「ライブを休んでいた分、筋力が落ちていたかもしれない。ドイツまで来てリタイアでは、他のメンバーに何を言われるかわからない(笑い)。どうやってゴールまでたどり着くかだけ考えていました。リタイアは一切考えなかった」と負けず嫌いな一面をのぞかせた。活動再開については「メンバー全員で集まる機会が増えてうれしい。期待と不安が半々だけど、自分たちがぶれずにやっていくことが大事だと思います」と意欲を見せていた。

 レース後は「ドイツに来てから我慢していたビールが楽しみです」と満面の笑みを見せた。今後は、11月に開催される富士山マラソンにも参加し、ランナーたちと晩秋の河口湖を楽しむ予定だ。

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