ばんえい競馬で禁止薬物 2着馬失格に
ばんえい競馬を開催する北海道帯広市は24日、帯広競馬場で16日に行われたレースに出走した競走馬1頭から、禁止薬物が検出されたと発表した。
同市では、同馬をレース失格として30日間の出走停止処分にするとともに、競馬法違反(禁止薬物の使用)の疑いがあるとして、帯広署に通報した。
同市によると、処分を受けたのは16日の第7レースに出走した「メモリアルサマー号」(牝(めす)・6歳)で、8頭立ての2番人気で2着になった。
ばんえい競馬では2着以上に入った馬は、レース後に薬物検査を受けることになっており、競走馬理化学研究所で調べた結果、気管支拡張や心筋興奮作用がある禁止薬物「テオフィリン」が確認されたという。
同市では、同馬が所属する厩舎(きゅうしゃ)にいるほかの競走馬14頭についても検査を実施し、結果が判明するまで出走を停止する。同市は「一日も早く原因を究明し、競馬の公正確保に努めたい」としている。