開放感いっぱいの「野外ヨガ」人気

 公園や海辺で体を動かす「野外ヨガ」が人気だ。兵庫県内でもイベントや教室が開催され、屋外でヨガを楽しむ人たちが増えてきた。美しい自然の中でポーズを決めた様子を撮影し、会員制交流サイト(SNS)に投稿する若者も多い。せわしない日常を忘れたいと、参加者が増えつつある。(末永陽子)

 「ゆっくりと大きく呼吸をして。波の音やさわやかな風を感じてください」

 西宮市のリゾ鳴尾浜。夕方、海辺にある芝生広場で潮風を受けながら、家族連れや若い男女ら約30人が講師を務める松尾弘典さん(52)の声に合わせて、少しずつ体をほぐす。約1時間半、汗を流してさわやかな笑顔が広がった。

 公園南地区の指定管理者である「パークマネジメント鳴尾浜」が企画。3年前から毎月2回ほどのペースで屋外ヨガを開いており、夏休みになると、親子連れの参加も目立つ。担当者は「開放感いっぱいで、のびのびと楽しめる。リピーターも多い」。講師の松尾さんも「風や光や波の音など自然を五感で感じながら、気持ちよく体を動かせる。初心者や体の硬い人にこそすすめたい」と魅力を語る。

 尼崎市の女性会社員(38)は友人に誘われ、去年初めて大阪市内で開かれた野外ヨガに参加した。屋内のヨガ教室に通ったこともあったが「登山やアウトドアスポーツが好きなので、外の方が合ってるみたい」と笑う。イベントの様子は写真共有アプリ「インスタグラム」に投稿するという。

海辺にある芝生広場でヨガを楽しむ参加者たち=リゾ鳴尾浜、西宮市鳴尾浜 © 神戸新聞NEXT/神戸新聞社 海辺にある芝生広場でヨガを楽しむ参加者たち=リゾ鳴尾浜、西宮市鳴尾浜

 野外ヨガイベントを告知するウェブサイト「PARK YOGA」は、全国各地の実施状況を紹介。同サイトによると、屋外ヨガは都市部を中心に増えており、関東では神宮球場や新宿御苑(ぎょえん)などで定期的に開かれている。中には参加者が千人を超えるイベントもあり、同サイトは全国での開催分を加算して参加者計100万人を目指しているという。

 県内ではほかに、アジュール舞子(神戸市垂水区)で「ビーチヨガ」が人気。淡路島の慶野松原海岸(南あわじ市)などでも開かれている。

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