北朝鮮いつでも核実験可能、米大分析

【ワシントン=大木聖馬】米ジョンズ・ホプキンス大の北朝鮮問題研究グループ「38ノース」は30日、北朝鮮北東部・豊渓里(プンゲリ)の核実験場を27日に撮影した衛星写真を公開した。

過去に複数回の核実験が行われた北側坑道の入り口付近などで新たな動きはほとんど確認されなかったが、同グループは「高いレベルの即応態勢を維持している」と分析した。

韓国の情報機関・国家情報院は28日の国会報告で、同核実験場の「2番(北側)、3番(南側)坑道で核実験の準備が完了した」と説明した。同グループが衛星写真で北側坑道付近を分析したところ、今年4月以降、新たな掘削の動きは見られなかったという。北側坑道の掘削は4月までに完了しており、同グループは「(核実験の)待機状態が続いている」との見方を示し、「核実験の決定が下されればいつでも実施できる高いレベルの即応態勢を保ち続けている」と分析した。

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