ウミガメ産卵ピーク 多くの人が観察
本州最大のアカウミガメの産卵地として知られる和歌山県みなべ町の「千里の浜」で、産卵がピークを迎えている。町では事前申し込み制で産卵の観察を受け付けており、連日多くの人が、命をつなぐ野生生物の神秘の営みに見入っている。
アカウミガメは夜から未明にかけて次々と砂浜に上陸。波打ち際から約10~15メートル進んだ砂地に後ろ脚を使って深さ約60センチの穴を掘り、20分程度かけて100個前後の卵を産む。
千里の浜では、日本ウミガメ協議会(大阪府枚方市)や大阪市の専門学校生らが毎夜、アカウミガメの上陸回数や産卵数などを確認し、個体識別用のタグ付けにも取り組んでいる。
今年は5月22日に産卵を初確認し、7月21日時点で、延べ191匹が上陸、延べ97匹が産卵した。約2カ月でふ化する。
22日夜に観察した田辺第1団ボーイスカウトビーバー隊の萩永匠一郎さん(7)は「産卵した後、足で砂をかける勢いがすごかった」と驚いていた。
観察会の申し込みは、町教委(0739・74・3134)まで。【山本芳博】
