中日監督、広島に「もっと独走して」
© zakzak 提供 ジョーク好きで気さくな人柄だが、球界随一のコワモテはやはりド迫力
昨季最下位の中日を今季から率い、20日現在セ・リーグ5位にとどまるも、6月に月間勝率・609(14勝9敗)をマークするなど健闘。若手育成力を発揮し、早々と白井文吾オーナーから来季続投のお墨付きも得て、上位乱入を狙う森繁和監督(62)に直撃インタビューを敢行した。(聞き手・山戸英州)
--今月13日に白井オーナーが来季続投を明言した
「俺はいつも1年勝負だと思っている。辞めろといわれたら辞めるし、やれといわれたらやる。引き受けた以上、自ら辞めることはしないけど。覚悟はいつも持ってやっているよ。そんな1、2年で(目指す野球が)浸透するなら、これほど簡単なことはないけどな」
--ドラフト2位の京田(日大)が「1番遊撃」に定着。投手陣でもドラフト1位の柳(明大)、2年目の小笠原ら若手が次々台頭している。現代っ子気質に合わせた指導法は
「昔だったら手を出したり、足を出したりしていたかもしれないけど、今はそれを受け入れられない時代でもある。それをしてしまうと、選手のいいものが出ない。だから、先に結果を出させちゃう。(投手なら)まず投げさせて、その後に教えてやる。(今までの指導法とは)逆のやり方。結果が良かろうが悪かろうが先にやらせてみて、ダメなのはここだよっていう指導が多くなってきた」
--20日現在、森監督が自ら発掘してきた新外国人ゲレーロが両リーグを通じて最多の24本塁打の活躍。どういう部分が日本にマッチしたのか
「日本球界にマッチするかどうかより前に、まず外野と三塁ができる選手を探した。チームに、このどちらかに穴が空いてしまう可能性があって、2つのポジションができる人をリストの中から探した。次に、遠くに飛ばす力がある人。スローイングもね。あとは私生活。俺自身、何回か現地に足を運んで飲ませたり一緒にメシを食って会話して、これだったら何とか日本球界でやっていけるかな、と思った中の1人だった」
--上位乱入へ、秘策は?
「秘策は話せたら、秘策じゃねえだろうよ。特にお前みたいなやつにしゃべったら秘策じゃなくなるの(笑)。だけど、借金を1つずつ返して勝率5割に達したら、何かが見える。現状では優勝しますなんて言えねえだろ? あれだけ広島が独走してくれるなら、もっとどんどん独走してもらいたい。それだけ(2位以下は)団子レースになるから。かといって、広島に負けっぱなしなら離されるだけ。10連勝くらいポポポーンとできれば一気に縮むけど、そういうのはなかなかできない。せいぜい4連勝、5連勝を2、3回やって、反対に連敗は2くらいでとめないと、なかなか借金は減らないよ」
