金本監督、パンダ打法に目からウロコ

ロジャース見習え!阪神・金本監督、パンダ打法に目を白黒「速い球を打てる」: ロジャースは帰阪の途につく。DeNA戦でも打線を引っ張るぜ(撮影・山田喜貴) © サンケイスポーツ 提供 ロジャースは帰阪の途につく。DeNA戦でも打線を引っ張るぜ(撮影・山田喜貴)

 パンダ先生をみろ! 阪神・金本知憲監督(49)が24日、東京遠征から帰阪。新加入即猛爆しているジェイソン・ロジャース内野手(29)=パイレーツ3A=の速球への対応力に注目し、引き続き4番で起用する意向を明かした。25日からは甲子園でDeNAと2位攻防戦。エエお手本を先頭に、ハマを突き放しまっせ〜!

 家族連れでにぎわう羽田空港の出発ロビー。搭乗口横に設置されていたテレビに上野動物園の赤ちゃんパンダが映されると、金本監督は喜んだ。

 「オッ、パンダや!」

 本物もかわいいが、阪神ファンにとってパンダといえば、今やロジャース。7月6日に来日。糸井の負傷離脱に伴って18日に1軍昇格すると打つわ、打つわ。5試合で打率・412、2本塁打、7打点。23日のヤクルト戦(神宮)では虎の第100代4番も務めた。

 そんなR砲について、指揮官は「並びもいいしね。(右左打者を)ジグザグに組める確率も高くなる」と主砲を継続させる意向を示した。単純に打つからというだけではない。そこにはもう1つの理由があった。

 「(22日に)ルーキの速い球を打ったのがよかった。軽く打ったもんな。アレ、(他の選手に)見習ってほしいよ。バーンって振るんじゃなしに、コツーンと打つ。速い球を打てる選手」

 指揮官の目からウロコが落ちたのは22日の第4打席でルーキの154キロをとらえた右前打。試合は拙攻拙守で2-6で敗れたが、黒星のなかにも光明を見いだしていた。

 確かに今季の阪神は速球を打てない。最近では19日の広島戦(甲子園)で中村祐、中田の直球攻めに封じられた。あるOBが「勝負どころで直球ばかり投げられて、それを打てないのだから情けない」とボヤくほど。最速151キロでグイグイ押してくるDeNA・浜口には2戦2敗で14三振。巨人・マイコラス(1勝2敗)や中日・ジョーダン(同)、ヤクルト・ブキャナン(1勝3敗)ら速球を軸に攻めてくる投手には分が悪い。

 就任以来、速球に振り負けない打者を作ることを命題に掲げていた金本監督にとっても、悩みの種。7月10日、鳴尾浜で行われたウエスタン・広島戦を視察後、「狙った真っすぐは確実に打ちよるわ。うちも見習わないとアカンな」と相手打線に脱帽していた。ところが、最高のお手本が身近に登場した。初本塁打は前述のブキャナンから。打線の軸にすえ、勝負の夏に速球派も攻略する。

 「自分の持ち味を出せるような打撃をしたいです。チームに貢献する打撃が一番だよ」

 東京遠征から帰阪したロジャースは殊勝に語った。25日からは1ゲーム差に迫った3位DeNAと2位攻防戦。先発は今永、ウィーランド、石田の予定で、3人とも150キロ級のストレートの持ち主だ。R砲にとっては初対戦の投手ばかりだが「(対応力は)今んところあると思うよ」と将は太鼓判。パンダ先生が打ち方を見せてやる。苦手克服で、ハマの投手陣の目を白黒させるぜ! (阿部祐亮)

ロジャースについて阪神・片岡打撃コーチ「コンパクトに広角に打てるのが持ち味。(打順は)3番は糸井が故障してなかなか決まらないなかで、ロジャースが調子があがってきて、その辺のバランス(を考慮した)。相手投手との相性もある」

ジェイソン・ロジャース(Jason Rogers)

 内野手。1988年3月13日生まれ、29歳。米ジョージア州出身。コロンバス州立大から2010年D32巡目でブルワーズ入団。14年9月2日のカブス戦でメジャー初出場&初安打。15年オフにトレードでパイレーツへ。メジャー通算117試合で打率・258、4本塁打、18打点。1メートル85、117キロ。右投げ右打ち。年俸3400万円、背番号「48」

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