米印首脳が初会談、真の友人と強調

 【ワシントン=黒瀬悦成】トランプ米大統領は26日、ホワイトハウスでインドのモディ首相と初の首脳会談を行った。両首脳は会談後、記者団を前に声明を読み上げ、米印が戦略的連携を一層強化することで一致したと明らかにした。

 トランプ氏は声明で、自身がモディ氏にとって「真の友人だ」と強調。安全保障協力では、7月に予定されている米印両国の海軍と日本の海上自衛隊による3カ国合同軍事演習「マラバール」について「インド洋で過去最大規模の海上演習となる」との見通しを表明した。

 米国務省は26日、インドにC17輸送機1機を約3億6620万ドルで売却することを決めたと発表。また、複数の米メディアによると、米国はインドに対し、インド洋上の哨戒任務用に22機の非武装無人偵察機MQ9Bガーディアンを供与する方針を決めた。

 モディ首相は声明で「インドの国防力強化に対する米国の支援に心から感謝する」と述べた上で、米印による「インド洋・太平洋地域での平和と安定、繁栄の維持に向けた戦略的協力」の重要性を指摘し、南シナ海やインド洋で膨張政策を展開する中国に対抗していく姿勢を打ち出した。

 経済分野では、トランプ氏が「公平で互恵的」な貿易関係を期待するとし、モディ氏に輸入障壁の撤廃と貿易赤字の解消を求めた。昨年の米国の対印貿易赤字は約240億ドル。トランプ氏は印航空会社「インディアン・エアラインズ」が米国製旅客機100機を新規発注したことに「満足の意」を示すとともに、インドが米国の天然ガスなどのエネルギー資源を購入することに強い期待を示した。

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